板倉晃ってだれ? マンチェスターシティへ完全移籍をした若きサムライ
今回は日本サッカー界に衝撃的ニュースになった板倉晃のマンチェスターシティへ完全移籍。
まず板倉晃ってだれ? どんな選手?
といった声が多いと思われるので簡単にまとめてみました。
1997年1月27日 (21歳) 東京五輪世代
身長 186㎝
体重 75kg
ポジション DF/DMF
利き足 右足
経歴
プロ入り前
川崎フロンターレの下部組織であるU-12チームの1期生として入団する。U-18ではキャプテンを務め中心選手としてプレーし、2015年にトップチームに昇格。
川崎フロンターレ
2016年8月6日のヴァンフォーレ甲府戦にて後半から途中出場し、Jリーグ初出場を果たした。2017年3月1日、ACFチャンピオンズリーグ第2節の東方足球隊戦にてプロ初ゴールを飾った。
ベガルタ仙台
2018年シーズンから期限付き移籍で加入。開幕戦の柏レイソル戦で先発をすると、Jリーグ初ゴールを記録した。その後リーグ戦で24試合に出場し、チームに大きく貢献した。
そして、2019年にイングランドの強豪であるマンチェスターシティに完全移籍。イングランドでの労働許可証が取得できないため、加入と同時にオランダのFCフローニンゲンに期限付き移籍をした。
プレースタイル
CBや守備的MFもこなすなどマルチプレイヤー。Jリーグでもこの2つのポジションで起用されることが多かったです。
Jリーグでは屈指の球際の強さを誇り、ここぞという場面で体を張って相手のシュートを防ぐ場面が多くみられます。相手との駆け引きや読みの良さ、タイミングの良さは21歳とは思えないほどの技術が感じ取れます。
正確なロングフィードも可能で、相手の早いプレッシャーに対しても足技やフェイントでいなすことができる技術も持っています。また、長身を生かした空中戦の強さも武器の一つでしょう。セットプレーでの打点の高いヘディングが強力で、リーグ戦でも3得点しています。また、自らボールを運びミドルシュートを放つなど前への推進力も魅力的です。
プレースタイルが似ている選手と言えば、現在UAEの強豪アルアインでプレーをする塩谷司選手です。板倉選手と同様に複数のポジションをこなせる器用な選手で、守備面や攻撃面でチームを支えることのできる中心選手です。
今後の期待
今後フローニンゲン、そしてマンチェスターシティでプレーする板倉選手。初めての海外挑戦で、どのように活躍してくれるのだろうか。また、現在CBと守備的MFの両方で活躍してきましたが、フローニンゲンでの起用はどのようになるのでしょうか。
フローニンゲンには同世代の堂安選手がスタメンとして活躍しているのもあり、チームや環境には早く馴染めそうですね。レンタル移籍の期限は2020年の夏までで、それまでに就労許可が取得できないとマンチェスターシティでプレーすることができないので、この1年が勝負です。
自分的には守備的MFとして活躍して開花してほしいですね。なぜかというと今の日本には世界レベルの守備的MFがなかなか成長できていないのが現状です。柴崎選手はどちらかというとFWの下でゲームメイクをした方が輝けると考えているので、長谷部選手のような守備的MFが必要不可欠。そこで板倉選手には守備的MFとして後ろからゲームメイクができる選手として成長してほしい。勝手な妄想ですが(笑)